青葉山中腹、杉山の春


青葉山の中腹、松尾寺から約1km程西にある杉山の里を尋ねました。



火山だった青葉山、溶岩らしき大きな岩があちこちに点在する。

杉山地区の畑から見る青葉山。

集落のはずれ、山際の木立の間に大杉神社が祀られている。


簡素な木の鳥居と小さな祠だけの神社ですが・・・。


名前の由来であろうか、境内の一角に陣取った大きな御神木。


樹齢800年、大杉とたぶの木の合体樹とある。


境内の隅には青葉山の伏流水、名水「大杉の清水」が湧き出ている。


年間を通じて11〜12℃とか。嘘偽りの無い証か、温度計が置いてあります。


この名水を利用して、すぐ傍で名産品の山葵(わさび)の栽培もされています。


山葵の花があちこちで小さな花をつけていました。








スミレに良く似た小さな花も群生。


ヤマエンゴサク(山延胡索)かジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)か?


次郎坊延胡索とは奇妙な名前であるが・・・

スミレを太郎坊と言うのに対し、良く似たこの花を次郎坊と言うらしい。

花の後ろに飛び出している出っ張り(距)を互いに引っ掛けて、

引っ張り合い、ちぎれた方が負けという遊びがその由来のようです。


春を告げる三椏(みつまた)の開花も始まったようです。


神社まで行かなくても、里の中心部に名水の蛇口がありました。

杉山の棚田でこの名水を引いて育てた酒米を使い、

仕込水にもこの名水を使って吟醸した、こだわりの純米吟醸酒「大杉」。

酒屋さんには置いてないご当地限定販売とあって、次々と日本酒ファンが買い求めていました。


純米吟醸酒「大杉」のお問い合わせは

NPO法人 
名水の里 杉山

TEL・FAX 0773(63)9620


買う気もないのに色々と尋ねていたら・・・

地元で捕獲された猪を使った「しし汁」を振る舞いって頂きました。

今年二度目のしし、ありがたく頂戴しました。

量が少ないのが残念無念、来週も行ってみようかな・・・


深い山里、山の間からかすかに舞鶴湾が望めました。






19.03.10 舞鶴市 杉山にて





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