伊佐津川のいさざ漁


春の風物詩、伊佐津川のいさざ漁を見物してきました。


いさざとは、体長4〜5センチのスズキ目ハゼ科の半透明の魚で別名「シロウオ」。

シラウオ(サケ目シラウオ科)と名前も姿も良く似ていますが別の魚のようです。


春になると産卵のために、川を遡上してくるのを捕まえて、

元気でピチピチしたのを生きたまま、踊り喰いで食べるのが通とか。


伊佐津川の河口より約1km程上流、相生橋付近で、いさざ漁が始まると、

舞鶴にもまもなく春がやって来るようです。

水深約10cm程の川に、川下に向かって広がった形状に金網で堰を作り、

中央部の金網の籠の中にいさざが入り込むという仕掛けのようです。


産卵期のスイッチが入ると、流れに逆らって川上に遡上するという

いさざの習性を利用した、極めて単純な仕掛けのようですが・・・・


半透明の小さないさざ、目を凝らして見てみていても全く見えないし、

見物していても、面白さも何も無い漁のようです。

時間が経てば漁師さんが、金網に入ったいさざをいけすに回収。


籠を傾けた姿を見て、たぶん獲れているのでしょう・・・。


いけすを引き揚げて貰ったら、小さないさざがピチピチ跳ねていました。



市内の魚屋さんへの卸売りの他、小売もしてもらえるようです。



細長いビニール袋に、獲れたてのいさざを入れ、



酸素を注入すれば、しばらくは活魚の状態で運べるようです。





家に持ち帰り、しばらくはボールの中で鑑賞。

1合の約半分で、果たして何匹いるのやら。



獲れたてのピチピチ、元気過ぎる程元気。

水面から2〜3cmも飛び跳ねて、脱走しかけたので水の量を少し減らしましたが。


























19.03.11 舞鶴市 伊佐津川にて





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