松尾寺(まつのおでら)の仏舞(ほとけまい)


西国霊場二十九番札所としてお馴染みの松尾寺で仏舞が行われました。

「大日如来」「釈迦如来」「阿弥陀如来」三像の面を着け越天楽の演奏に合わせて優雅に舞う仏事です。

この仏舞は古くは奈良時代に中国・唐から伝承されたと言う。

古文書が火災で焼失して定かでは無いが、江戸初期にはこの松尾寺で行われていたそうです。

お寺の行事としては大変珍しいこの仏舞は国の重要無形民族文化財にも指定されています。







満開の牡丹が暑さに耐えかねていました。



新緑に包まれた境内が久々に賑わって。




老木の大銀杏も元気に新緑に変身。




本堂の一角にはこの日だけの特設の舞台。








本堂奥では入念に仏面の準備が行われていました。



この仏面は「大日如来」だそうです。



お経が唱えられた後、僧侶の隊列の後ろから入場。




いよいよ仏舞の始まりです。



檀家の方々6人によって舞われます。




能のルーツとも思えるようなゆっくりとした優雅な動きです。







狭い本堂は熱心な信者で一杯でした。







19.05.08 舞鶴市 松尾寺にて





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