城屋 雨引神社の揚松明


西舞鶴の郊外、高野川上流の城屋(じょうや)

雨引(あまびき)神社の揚松明を見物してきました。


神社の名前から、雨乞いの神事かと思ってましたが、

大蛇を退治した伝承に因む火祭りでもあるようです。



深夜の祭りと聞いてましたが、初めて行くので昼間のうちに下見。




神社の境内では大松明の準備中でした。




長さ16mの丸太に、直径2m程の麻殻を束ねた大松明。




昔は人力で長時間かかったものだ、と村の長老が回顧する。




大松明の先端の御幣が天空にそびえる。



御幣が千の星に囲まれた深夜10時頃、ようやく祭りが動く。




村の若者達がかわるがわる太鼓を打って士気を喚起する。




太鼓のバチを小さな松明に持ち替えた若者が大松明を取り囲む。




大松明の先端をめがけて小さな松明を投げ揚げる。



若者達が次々と投げる小さな松明が放物線を描く。




大松明の先端にうまく乗ると観客から歓声が沸く。




大松明に火が移り、大蛇が荒れ狂う。




火の粉が舞い、大蛇がのた打ち回る。




燃え尽きる寸前に大松明は倒れ、大蛇は息果てる。





それにしても連日の猛暑。

願い叶って雨が降るのはいつのことやら・・・・





19.08.14 舞鶴市 城屋 雨引神社にて





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