吉原の万灯籠
伊佐津川の河口、吉原の伝統行事、万灯籠(まんどろ)です。
吉原と言っても艶っぽい町には程遠い、
漁師さんや海産物の加工業者が軒を連ねる、海の匂いの立ち込めた町です。
江戸時代に、クラゲが大量発生して漁が出来なくなり、
海神の怒りを鎮めるために始まったとされる。
長さ18mもの巨大魚を竹で再現し、取り付けた松明に火をつけ、
伊佐津川の中央まで担ぎ込んで、ぐるぐると回転させると言う。
干物の開き魚のようなペッタンコな形ですが、
火をつけてぐるぐる回せば丸い提灯のように見えるとか。
倒さずに、うまく回せるか・・・海の男の心意気をご覧下さい。